安売り しないですむには:価格競争は愚の骨頂

世間では多少景気が上向きつつあるらしいですが消費は冷え込んでいると言われていますね。
果たして本当か。
「消費が冷え込んでいるのではなく価値のあるもの(欲しいもの)しか買わない」様になってきたと思っています。
ご自分の消費行動を顧みても思い当たるところありませんか?
むしろ棲み分けが進んできたということでしょうか。
日常品(身の回り品)は100円ショップで十分。でも洋服はかわいい服着たい。そういう女性大勢いると思いますよ。
なのに、中小事業者さん安売りしたがりますよね。完全に価格競争のドツボにハマっているように見えます。
根本的に消費者が何を求めているのか分かっていないのではないでしょうか。
「安いもの」を求めているのではなく「高い価値」を求めているのですよ。
「価値」とは「品質」/「価格」です。
同品質でも価格が低いほうが相対的に「価値」が高くなります。
「やっぱり安いほうがいいじゃないか」って?
あわてないで。


ある統計データがあります。(引用:スモールビジネス・マーケティング:岩崎邦彦著 中央経済社)
価格にこだわる人は「いろいろな店を使いたい」という確率が非常に高いという結果が出ています。
逆に品質にこだわりたい人は「いろいろなお店を使いたいとは思わない」という回答が多いのです。
これってどういうことかというと、「価格にこだわるお客さんは固定化しにくい」、つまり「浮気」されちゃうんですね。
そして、価格競争は誰の戦術か。「強者の戦術」ですよ。
規模の原理が働きます。大量に仕入れる事、製造する事が可能だから安売りが可能になるわけですから小規模事業者がとることのできる戦術ではないんですよ。
企業体力の大きな競合が同じ値段にすればあっという間に立ち行かなくなるでしょうね。
無理やり安売りすれば「利益を減らす」こと以外では実現できません。
利益を減らす、人的コストをカットする、従業員一人当たりの仕事量を膨大に増やす。
まさしく消耗戦です。
企業体力のある会社に勝てっこないですよ。
小規模事業者が念頭に置くべきことは「コストカット」よりも「品質向上=魅力創出」だと考えています。
「仕入れ商品なんだから品質向上なんて自分のところで出来るわけないだろ」
という声が聞こえて来そうですが、「商品の見せ方」工夫してますか?何か顧客サービス戦略って実施してますか?他店との差別化を図っていますか?
価格競争にとらわれて「何もしていない」状態ではないですか?
手っ取り早い方法だと思って安売りに手をつけるのかもしれませんが先は短いですよ。
中小事業者の取るべき戦略は「価格競争」ではなく「質的競争」です。
商品そのものの品質、お店の対応、垂直的な品揃え、商品の見せ方、「質的差別化」を図ることの出来る材料はたくさんあると思います。
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「安売り しないですむには:価格競争は愚の骨頂」への2件のフィードバック

  1. そんなことはだれしもがわかってるんですよ。
    価格を安くしないで付加価値をつけるということぐらい。
    でもね、その仕方を誰もおしえてくれないのよね。。

    1. > その仕方を誰もおしえてくれないのよね。。

      ある意味当たり前です。
      付加価値は絶対的なものではなく、画一的なものでもない可能性があります。
      あなたのお店と私のお店では異なる付加価値を提供している可能性があるということです。

      付加価値を自分で考え作り出すことがビジネスそのものではないでしょうか。
      その為の材料を提示したエントリーのつもりです。

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