PayPalのExpress CheckoutをCS-Cartで利用する場合の設定方法を記述しておきます。
以下スクリーンショット等 v2.2.2-jp-1での記述となりますが、v2.1.4 でもほぼ同じですのでご参考に。
PayPal Express Checkout とは、API ベースでインテグレーションすることで、PayPal アカウントの所有者がスムーズにチェックアウトできるようにするものです。顧客は PayPal で支払い方法と配送先を選択してから、お客様のウェブサイトに戻って購入を完了します。CS-Cartではサイトで指定した配送先を送信し、PayPalで設定した住所以外に配送してもらうようにすることも出来ます。(個人的には推奨)
つまり、PayPal Express Checkout は、スタンダードチェックアウトに比べ買い手にとって手間の少ない決済手段ということになります。(買い手はPayPalアカウントが必要です)
具体的な設定方法に入りますが、事前にPayPalのビジネスアカウントの取得とAPI署名もしくはAPI証明書の設定が必要です。
PayPalビジネスアカウントの開設
こちらのPayPalのページをお読みください。(このエントリでの言及は割愛します)
API署名もしくはAPI証明書の請求
アカウントが開設できたらPayPal Express Checkoutを利用する為のAPI署名もしくはAPI証明書を作成します。
PayPalにビジネスアカウントでログインし、個人設定>販売ツールへと進みます。
オンライン販売の中の「APIアクセス」を開きAPI証明書の請求をチェックし作成します。


個人的には手数の少ない「API署名」をお勧めします。
API証明書を使う場合はファイルをダウンロードしておくと良いでしょう。
API署名もしくはAPI証明書が出来たらいよいよCS-Cartでの設定になります。(ここが本題なのでこれ以前の説明が不十分だと感じたらご自分でググってくださいまし)
CS-CartでのPayPal Express Checkoutの設定
管理画面 一般設定>支払方法 支払方法の追加をクリック


「決済代行業者」に PayPal Express Checkout 選択

名前等を記入し「カスタマイズ」クリック

ここからAPI署名もしくはAPI証明書の設定に入ります。

API署名を利用する場合
- ユーザー名:PayPalのAPI署名の「APIユーザー名」
- パスワード:PayPalのAPI署名の「APIパスワード」
- PayPal authentication method: Signatureにチェック
- Certificate filename:入力不要
- Signature:PayPalのAPI署名の「署名」
- Send customer shipping address:チェック
- 通貨:japanese Yen(任意?)
- テスト/本番環境:テスト(PayPal Sandboxのアカウントがある場合はテストできます。Sandboxに関してはこちらを見てください)
- 請求書IDのプリフィックス:任意
API証明書を利用する場合
- ユーザー名:PayPalのAPI証明書の「APIユーザー名」
- パスワード:PayPalのAPI証明書の「APIパスワード」
- PayPal authentication method: Certificateにチェック
- Certificate filename:サーバーの指定ディレクトリにファイルをアップロード(PayPal管理画面からダウンロードしたもの、パーミッションを書き込み可にしてください)
- Signature:PayPalのAPI証明書の「署名」
- Send customer shipping address:チェック
- 通貨:japanese Yen(任意?)
- テスト/本番環境:テスト(PayPal Sandboxのアカウントがある場合はテストできます。Sandboxに関してはこちらを見てください)
- 請求書IDのプリフィックス:任意
以上です。